目次

  1. 症例2

症例2
患者:女性56歳身長160cm体重57kg
主訴:右の膝関節内が痛む。正座が困難。
所見:大腿四頭筋の外側広筋が緊張しており、圧すと痛みが膝の中までひびく。
 外側広筋に通って膝の中に入っているのは、12経脈の中で胃経だけです。この胃経に影響を
及ぼしている陰経を見つけるのが治療方であります。直接胃経に鍼を刺すのはあまり効果が有りません
まして膝の中に深く鍼を刺すのは厳禁です。もし軟骨を傷つけたら治りません。一生後悔します。

治療:腎虚の証で施術。大分楽になったがまだ少し痛む。

3回目(週1回の治療)
主訴:ピリッとした痛みと違和感がある。
所見:うつぶせで膝関節を曲げて踵を臀部に近づけようとすると、難くとどかない。
治療:腎虚の証で治療。
患者さんを、うつぶせにして膝を屈曲すると踵が簡単に臀部に届くようになった。


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